「ルドルフとイッパイアッテナ」斉藤洋
友だちの娘さんおすすめの児童文学。

1986年頃に出版されたもので、多くの子どもに親しまれてきた名作らしい。 ワタシは全く知らなかった。年代の差かな。

うっかりトラックに乗ってしまったために、知らない土地に来てしまった子猫が その土地のボス猫と仲良くなり、一緒にノラとして成長していくお話。

こういう児童文学や映画のドラえもん、クレヨンしんちゃんは、
大人といえどウルウルっときてしまうのよねー。

このお話も、ラストのルドルフに泣かされます。
猫同士の友情に泣かされます。

あとがきがおもしろいです。
この話はどうやらルドルフの自伝。
とすると、著者に原稿を託した友だちはクマ先生なのかな?

2作目の「ルドルフ ともだち ひとりだち」も購入済み。
イッパイアッテナとの別れも覚悟したルドルフ、
この後どうなるのか気になります。
| さ行(その他) | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0)
「デンデラ」佐藤友哉

婆 vs 熊 !!

読み応えあったー。
迫力と勢いに圧倒される。
50人のお婆さんと熊しか出てこないんだけど、すごい勢い。

70歳を迎えて山に捨てられた老婆が作った集落「デンデラ」の話。
老婆ばかりなのに、力強い。しぶとい。
実際、あんな過酷な状況で生きていけるのか、疑問だけど。

ちょっとグロい表現もある熊との戦いや、デンデラでの派閥争いも面白いけど、
主人公の斉藤カユの精神的な成長が興味をひいた。
自分の考えや意見を持つ必要も考える暇もなく、ひたすら働いてきたカユが、
デンデラで何をすべきか、どんな目標をもっていくべきかを考え、それに向かっていく。
この変化がおもしろかった。

斉藤カユ目線だけでなく、熊目線も書かれてるのも面白い。
熊だって、雪山で生きていくのは大変なんだよ。
それと、ちょっとした事だけど、熊が「羆」と書かれてるのが野生っぽい感じがして
怖さを倍増させてる気がした。

残念だったのはラスト。
ずっとリアルに描かれてたのに、最後の最後でファンタジーっぽくなってしまっていて
それまでの勢いがいきなり脱力しちゃった感じ。
どう終わればいいのかはワタシには分からないけど、もっと勢いで突き抜けてほしかった。

爺のデンデラってありかな?と、ふと思った。
しぶとく山で生き延びてる爺がいてもおかしくない。
ただ「村への復讐のため」という活力はなさそうだけど。。。

| さ行(その他) | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0)