スマホにkindleアプリ入れてamazon探してたら、
この本がキャンペーン中で半額になってたので買ってみた。
世間的には嫌ってる人も結構いそうなほりえもんだけど、
ワタシはどちらかというと好き。
ダービースクエアを「こんなのが無料で使えるなんて!」と感心しながら利用してた頃から好印象。
で、意外にいろんな本を読んでるんだなぁーと思った。
宇宙とか理数系とか経済の本はらしい感じがしたんだけど、
重松清やリリー・フランキーは意外な感じ。
泣ける本も読むんだねー。
これまで全く手に取ったことはないし、この先もなさそうな気もするけど、
「理系の子」「バイオパンク」「A」は読んでみたいと思った。
妹の友達に教えてもらった本。
「読み終わっても犯人わからなかった」
「袋とじの解説を読んでも判らなかった」と聞いて
おもしろそう! これは読んでみなくては!と即行で読み始め。
確かにわからない。
犯人がはっきりと書かれていない推理小説って多分初めて。
途中までは「これってタイトルにだまされてるのかも」と思ってた。
実は自殺で、でもタイトルに「どちらかが」と書かれてると読者はどちらかだと思ってしまう。
そういう読み手の心理を利用したものかと思ってたら、どうやらちゃんと犯人はいるもよう。
じゃあ犯人は、、、と悩んだんだけど、結局答えが出ず。
薬袋やカレンダーの破り方にヒントがあるのは分かるけど。
解説によると、文庫にするときに一語削ったので難解度が増したらしい。
多分、犯人は潤一だと思う。そうじゃないと、あそこで終われないので。
でも、なんかちょっと??だなぁ。
袋を破くのって人それぞれな気がするし、潤一的には殺すほどの動機かなぁとも思う。
動機という点では佳世子の方が強くあると思うけどなぁ。
それにしても、、、、
ありがちなストーリーだけど、園子かわいそうすぎる。
いっそ自殺だったらいいのに。
何よりもまず思ったのは「電力会社ってすごい!」ってこと。
需要と供給のバランスを常に監視しているなんて、思ってもみなかった。
電気は貯められないってのは、大変なことなんだね。
話は面白かったんだけど、なんかちょっと「うーん?」な感じもする。
停電が東京に対する復讐になるのかな?
恋人の弟に星を見せたいなら、山間部にでも行けばよかったんじゃないかとか、
刑務所での復讐はあんなにうまく行くものかとか、ちょっと疑問。
それと、安西とグエンの交流のようなものももう少し書いてほしかった。
安西の恋人が殺されたのは、実在の事件を参考にしてるけど、
これを被害者の家族や恋人が読んだらどう思うのかな。
ちょっと考えてしまった。
本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)
穂村 弘
歌人のエッセイ。
むははははは。
おもしろい。
穂村さん、初めて知ったけど好きだわ、この人。
あぁーおんなじだよ。うんうん。わかるわかる。
こんな相槌打ちながら読んでたよ。
40代独身で「恐い事は、家を建てる<結婚<子どもを持つ事」と言っていたのに、
途中から妻が登場。
あぁ結婚したのね、恐い事がひとつ無くなったのね、大人になっちゃったのね、と
「良かったじゃん」と喜ぶ反面、「なんか残念」なんて思っちゃったりして。
恐い事、出来ない事をひとつひとつクリアなんかしないで、
今のままで人生を歩んでいってほしいのよね ^^;
他の本も読んでみます。タイトルからしておもしろそう。
推理小説 (河出文庫)
秦 建日子
「アンフェア」の原作。
ドラマは見てないんだけど、頭の中では完全に「雪平=篠原涼子」。
ポスターとかでのイメージしかないんだけどね。
ドラマの中でも、篠原涼子の部屋は汚いんだろうか?
マッパで寝てたりするシーンがあったんだろうか?
、、、と、読みながらそんな事ばっかり考えてました ^^;
雪平はカッコイイけど、それもドラマのイメージがあるからで、
ドラマ化されてなかったら、それ程カッコイイとは思えなかったかも。
それに、作品の中の犯人の書いた小説が、「とてもうまい」という設定だけど
それ程うまいとは思えないのが、ちょっと。。。
瀬崎のいう「リアリティ」のくだりは面白かった。