「ボトルネック」米澤穂信

楽しい気分になれる本じゃないね。
でも惹きつけられて一気読み。

崖から落ちて目を覚ましたら、そこは自分が存在しない世界。
景色はほとんど同じなのに、自分のポジションに別の人がいる。
二人で間違いさがしをしてみると、どうやら自分がいない方が、
いろいろな事が良い方に進んでいる。
自分はボトルネックになっている?
自分がいない方が良い方に流れていく?
そう気づかされ、元の世界に戻される。

なんか落ちこむよね、こんなの。
自分がいない方が、、、
家族がバラバラなのも、恋人が死んだのも自分が存在したからだって思ったら。

まぁ、ワタシは基本あまり考え込まない質なので、
自分の存在ひとつでこんなに世界が変わるんだーっていう感動の方が大きくて、
自分の存在意義は、、、なんて考えないかも。
リョウにはムリだろうけど。。。

【イチョウ=ボトルネック=リョウ】って事なんだね。
イチョウが撤去されて、通行がスムーズになった反面、危険が増えた。
リョウがいなくなれば、全てがうまく行くって訳じゃないんだよ、
と言いたかったのかな。

ラストの母からのメールが何気に面白かった。

| や行(米澤穂信) | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0)
「愚者のエンドロール」米澤穂信

古典部シリーズ2作目。

ストーリーは普通に面白かった。

どうも、古典部員たちのイメージがしにくいんだよなぁ。
特にホータローとえる。
逆に入須や江波など、まわりの登場人物たちは分かりやすい。

とっても気になるのが、ホータローのお姉さん!
この人、何者?

あと気になるといえば「あとがき」。
お寿司屋さんの駐車場の話、書いてないじゃん。
3作目には書いてあるんでしょーか!?

| や行(米澤穂信) | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0)
「氷菓」米澤穂信

古典部シリーズ一作目。

高校生男女が主役の謎解き、、、となると、
どうしても「小市民シリーズ」と比べてしまう。
ワタシは小市民の方が好きだな。
おいしそうなスイーツも出てくるからね ^^;

古典部のメンバーがいまいちイメージしにくい。
キャラがつかめるのは、次あたりからなのかなぁ。

ストーリーは、最初の方は「ふーん」な感じ。
最後の、おじさんの謎を探るのは面白かった。
文集のタイトル「氷菓」にこめられたメッセージにはドキッとし、悲しくなった。

二作目に期待します。きっともっと面白くなるハズ。
それと「あとがき」のお寿司屋さん駐車場での謎、
次のあとがきで、ちゃんと謎解きしてるのか気になります。
「実は運転席に座っているのは米澤さんだった」なんてオチを想像してるのだけど。。。

| や行(米澤穂信) | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0)
「インシテミル」米澤穂信
インシテミル
インシテミル

表紙のかわいいイラスト(須和名さん?)とは裏腹に、本の中身は全然かわいくないねぇ。。。

寝る前が読書タイムなんだけど、この本を読んだ日はなんだか寝付き悪かった。
別に怖くはない。面白いけど楽しくはない。

ミステリに詳しかったら、更に楽しめたのかも?
出てくる推理小説をほとんど読んだことなかったので、そのへんはちょっと気になる。

タイトル「インシテミル」は「暗鬼館に in してみる?」なのかと思ってたけど、
「The incite mill」だったのね。表紙にあったの気付かなかった。
直訳で「刺激を与える施設?」。刺激は西野ってことか。
作者が本格ミステリに「淫してみる」なんだという説もあるらしい。

いろいろ疑問がある。
須和名はなんで選ばれたのか。関水は用意されていたのか。
関水はなんで大金が必要だったのか。なぜ涙が片目なのか。最後どこに行くのか。
お箸だって凶器になるのではないか。大きな凶器も箱に入ってたのか。
夜はガードに見つかりさえしなければいいのだから、みんなで集まってれば良かったのでは。
やっぱ早いうちに凶器をすべて金庫に入れてしまえばよかったのでは。(これは否定されたけど)
須和名はなんで結城に招待状を出したのか。

めったに思わないんだけど、これはドラマか映画で観てみたいかも。
| や行(米澤穂信) | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0)
「秋期限定栗きんとん事件」米澤穂信
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) 秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
秋期限定栗きんとん事件 上・下 (創元推理文庫)
米澤 穂信

小市民シリーズ(「スイーツシリーズ」のが的確だよね?)初の上下巻。
シリーズの中では一番おもしろかった。

「夏期」のラストで互恵関係を解消してしまった二人。
どうなっちゃうのぉ〜と心配してたら、またヨリを戻してくれました。
とは言っても、前とはちょっと違う雰囲気。
小市民を目指すのは諦めちゃったし。

それにしても、ヤバイです。
小山内さんに憧れてる自分がいる。
だって小山内さんとってもかわいい。狼って言うより小悪魔でしょ。
それに復讐する動機があんなことなんて。この辺がさらにかわいい。

やっぱり「冬期」が最後になっちゃうのかな?
そんな予感の小山内さんのセリフ。寂しいな。。。
| や行(米澤穂信) | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0)
「儚い羊たちの祝宴」米澤穂信
儚い羊たちの祝宴
儚い羊たちの祝宴
米澤 穂信

「ラスト一行の衝撃」にこだわった連作集。

帯に「パラ読み厳禁!」と書いてあるんだけど、、、、しちゃいました、パラ読み。
だってクセなんだもん、しょうがない。
しかも二作目に「バベルの会」が出てきたらもう気になって気になって。

衝撃ってほどではないね。帯のコピーは大げさだよ。
3作目までは衝撃というより、オチみたいな。
のこり2作品は、ゾクっとしたけど。

全体に流れる雰囲気は好き。
上流階級のお嬢様とその家に仕える娘の話+ブラック風味。
できれば、3作目の「山荘秘聞」もこの設定で行ってほしかった。
| や行(米澤穂信) | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0)
「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

なんか、不穏な雰囲気。
「えーっ、そんなぁ」な終わり方だけど、これで終わるわけがないので、
秋期があることは、とりあえず嬉しい。

最初からドキドキの展開。
小山内さんをだまそうなんて、小鳩くんムリだよ。
小鳩くんの隠蔽工作中は、読んでるワタシも思わず息を潜めてしまった。

びっくりだったのは、堂島くんに彼女がいたこと。
彼女だよねぇ?

それにしてもシャルロット、どんなケーキなのか気になる。
中にマーマレードソース?
食べてみたーいっっ
| や行(米澤穂信) | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0)
「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

もうこれは、謎解きなんてどうでもいいわけで、
小鳩くんと小山内さんの関係を楽しむってだけでいいんだよね。

小鳩くんはピンとこないんだけど、小山内さんはハゲしくツボ !(^^)!
「小動物のふりをした狼」だなんて!
いったい小山内さんの過去ってどんななんだ?
ハゲシク気になる!

気になるといえば、いちごタルトの行方も気になるな。
サカガミが食べちゃった? それはありえない?
ま、どーでもいいことなんだけど ^^;

それにしても、なんだか難しい言葉が多かったのは気のせい?
小鳩くんのせい?
「尼そぎ」なんて言葉、ふつう使わないよね。
辞書で調べちゃったよ。

「夏期限定」は既刊。「秋期限定」もできてるらしい。
事件はともかく、2人の関係はものすごく気になる。
互恵関係になったきっかけとかは、いつか明らかになるんだろうか。
まずは「夏期限定」読まねば。
| や行(米澤穂信) | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0)