出会うはずのない3人、たどり着いた異次元の世界
山の中でガス欠になりガソリンを求めに行った夫が戻らず、探しに入った山の中で山小屋をみつけるサマンサ。
その山小屋にいたのは3日前に車の故障で動けなくなっていたトム。
そして翌日山小屋の前に倒れていた若い女性ジョディ。
3人は助けを求めて小屋から進み歩くが、なぜかまた小屋に戻ってしまう。
話しているうちに、3人はそれぞれ遠く離れた地で山に迷い込んでいること、生きている年代が違うことに気づく。
そんな時に銃をもったドイツ兵が現れ、4人は同じペンダントを持っていることがわかる……。
よくわからない部分も多かったけど、おもしろかった。
4人の関係が分かったあたりは、おおっ!ってなった。
ちょっとした会話でそれぞれが違う年代に生きているって分かるのがおもしろい。
一番の謎はジョディが強盗に入った店とその店の金庫。
あの金庫がトランス・ワールドへの入り口なのかな?
人生やり直すチャンスをあげるってこと?
じゃあ、店のおじさんは神様?
神様、ちょっと甘くない?
ジョディのような境遇の子でも、まじめに生きている人だっているだろうに。
そのあたりがちょっと不満だなぁ。
そういえば、ラストにトムは出てこない。
ジョディはこれからトムを産むんだろうなー、ジョディに育てられて養父を殺すような人生は歩まなくていいんだろうなって思ってた。
映画感想ブログに「トムは強盗を働く男の子どもでもあるから、やっぱり母のいない人生を歩むことになる」ってあって。
うーん、その発想はなかった。
たしかにあの強盗男は同じ人物なんだよね。そしてトムの父でもあるけど…
うーん、うーん、それではトムが救われないよ…