「暗黒少女」秋吉理香子
評価:
秋吉 理香子
双葉社
¥ 1,512
(2013-06-19)

イヤミスですね。

設定がいいです。私立の女子高。いわゆるお嬢様学校。
美しくカリスマ性のある理事長の娘いつみが教室の窓から転落して死ぬ。
彼女を殺したと噂されるのは同じ文学サークルの6人の女子高生たち。
この女子高生たちが、文学サークル恒例の闇鍋で、いつみの死をテーマに
作品を発表しあう。

もうね、この作品発表も闇鍋状態。お互いに疑い合う。
しかもこれはそれぞれの作品だから、フィクションかどうかも確かじゃない。
同じ場面でもそれぞれに自分に都合のよいように解釈しているのが、おもしろい。
最後に代読されるいつみの作品も本当なのかわからない。

そしてラストですよ。ここが最高にイヤミス。
その闇鍋の中身、なんなのよ? え? まさかね?

これ、ドラマにしたらおもしろいんじゃないかな。

この本は単行本を購入したんだけど、表紙のイラストがステキです。
そしてカバーを外すと、紫の地に黒の蝶のイラスト。これもいい。
雰囲気あってる。
同じイラストレータで男子高生が表紙の秋吉さんの本を見掛けたので、これも興味ある。
単行本買って、カバー外して見てみたい。
| あ行(その他) | 17:28 | comments(0) | trackbacks(0)
「杏のふむふむ」杏
ワタシはドラマとかほとんど見ないので演技してるところを見たことないんだけど
女優の杏さんが好きです。
さっぱりしてるけどかわいさもあって、頭も良さそうだし声も特徴があってステキだなって。

この本は杏さんの色々な人との出会いを書いてあるんだけど、
読み終わって最初の感想は一言「ずるい」。
ずるいよね、ステキな出会いばかり。
到底ワタシには出会えそうにないって思う。
これはやはり彼女が渡辺謙の娘だからって思っちゃうんだよね。
もちろん彼女の人徳であって、父親は関係ないのだけれど、
どうしてもそう思えちゃうのよね、妬みですかね。

何冊か本も紹介されていたこともあって、
彼女の読書日記みたいなの、読んでみたいなって思う。
| あ行(その他) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0)
「食堂かたつむり」小川糸
これは映画化されてるのを知ってるし、予告編も観てるから
自然と柴崎コウと余貴美子でイメージしながら読んでた。

食堂かたつむりの料理を食べると願いがかなう、、、というファンタジーな感じとおもいきや、
飼ってたブタの屠畜シーンが出てきたり、窓にぶつかって死んだ野鳩を食べちゃったり。
でも、食肉というのはそういうことだし、命をいただくのだから
そこを避けちゃうのはズルイのかも知れない。
ただ、ファンタジーな雰囲気で来てたから、エルメスのシーンはちょっと、、、引いた。

おかんのことを倫子はだらしいな親、ひどい親って言ってたけど、
食堂をやりたいとお願いした時、「あきらめずに最後までやりなさい」と言ってたので
倫子が思ってるほど、ひどい親じゃないんじゃないかなーと。

最後のおかんの手紙には泣かされました。
寝る前に読んだからね、翌日しっかり目が腫れてたよ。
最後に倫子の声をおかんに聞かせてあげたかったな。

おいしそうな料理がいくつか出てたけど、ザクロカレーとフルーツサンドが
特に気になった。
ザクロカレー、どんな色なんだろう。想像するとお腹がなりそう。
これは映画、観てみたいですね。
お料理がすごく気になります。
| あ行(その他) | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0)
「世界の終わり、あるいは始まり」歌野晶午
世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
歌野 晶午

こういうのを「実験的小説」っていうのでしょーか。

子どもの連続誘拐殺人が起こる。
主人公の富樫修は、偶然に小学生の息子の部屋で事件に関わる物を見つけてしまう。
息子は事件に関わっている? 犯人は息子?と思い悩み、、、、、というお話。

途中までは一気読み。
富樫が夢中になって息子の部屋で証拠を探すあたりは、すごい緊張感で、
読んでるワタシも思わず息をひそめてしまうくらい。
やがて息子は警察に保護され、自白を始める。あまりにも短絡な動機。
あぁこれはきっと、思いもよらない動機が他にあってどんでん返しかなーと
思いつつ次の章にページをめくると…
ん? 何? 富樫の妄想?
その後は虚実入り混り、一体どこまでが妄想なのかわからなくなる。

ラスト、きれいにまとめすぎじゃない?
散々訳分からん妄想を読まされた挙句に、
「白球が空から落ちてくる。それは私の未来でもある。」だなんて。
キャッチボールしてる暇があったら、さっさと警察行けーっと思ったけど、
まぁ、自分の子どもがもしかしたらってなったら、そうはいかないよなぁ。

妄想の内の一つ、実は娘は自分の子ではないという妄想。
ああいう発想をするのは、心のどこかで妻を疑ったこともあるってことなのかな。
どうなんだろう?
| あ行(その他) | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0)