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(Audible)「橋を渡る」吉田修一
朗読 大森ゆき

「犯罪小説集」に続いて、また吉田修一さんの作品を聞いてみた。

春・夏・秋・冬と、4つの章の話。
前の章に出てきた人物が次の章でちょこっと出てきたりと、少しずつ繋がっている。
春〜秋はいつもの吉田修一さんの小説。
2014年頃に話題になった時事ネタを取り入れたて、登場人物は普通に暮らす人々。
さて冬は全員が繋がるのかな?と思っていたら、なんと、らしくないSFチックな話。
70年後の近未来的な日本が舞台。
これは意外でした。

春の章で、玄関先になぜか置かれた米と酒の銘柄が「響」と「凜」。
冬の章で出てくるサイン(新人類?)の名前が同じだと気付いた時は、ちょっとドキっとしました。
置いて行った人物が誰なのかは結局解決してないけど、意味があって置かれたんだなと。

謙一郎が希望の時間に戻れなくて、あーダメなのかぁと少し残念な気持ちになったけど、それは謙一郎に「自分は正しい」って気持ちがあったからなんだろうね。
でも現在にサインの2人がタイムスリップしたことにより、未来は変わるのかもしれない。
これ、「橋を渡る」じゃなくて「橋を渡れ」ってことなんですよね。
| や行(その他) | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0)









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