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「紙の月」


もっとも美しい横領犯。

銀行パートの平凡な主婦が、若い男に入れ込んだ揚句、銀行のお金を横領して…という話。
ありがちなストーリーだね。
うーん、主人公の梨花に全然感情移入ができない。
むしろ銀行のお局先輩の方がわかる。

印象に残ったのは、お局先輩の隅と梨花が対峙するところ。
窓を突き破って逃走しようとする梨花が隅に向かって「一緒に行きますか?」と聞く。
驚きつつ、ほんの一瞬迷うような表情をする。小林聡美うまいな。

もうひとつ、梨花の学生時代のエピソード。
キリスト教系の学校で、発展途上国の子どものために行われていた募金活動。
いつしか誰もしなくなってしまったけど、梨花だけは続けていた。
自分のお金だけでは子どもたちが困るのではないかと、父親の財布から5万円を盗んでまで募金する。
募金は子どもたちのため? 自己満足のため?

ところで「紙の月」ってなんだろう?
梨花が月を見上げるシーンはあったけど…?と調べてみたら、
紙の月、ペーパームーンは「まやかし」という意味らしい。
納得。
| 映画(か行) | 16:48 | comments(0) | -