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「スロウハイツの神様」辻村深月
スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)
スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)
辻村 深月

「あらゆる物語のテーマは結局愛なんだよね」
ラスト近くの正義のセリフ。
この本もそう。テーマは愛。

このミス2008の「私のベスト6」で、安田ママさんが
「あきらめないで下巻まで読みとおして。そうすれば感涙の嵐!」と書いていた。
どのブログだったか忘れたけど、「上巻はつまらない。
やめようと思ったけど下巻まで読んでよかった!」と書いていた。

うーん、感涙の嵐にたどりつくにはガマンが必要なのね。
こう言われると、なんかちょっと読んでみたくなるんだよね。
読んで良かった!っていう達成感が大きそうで。

で、読んでみた。
これは大当たり! 読んでよかった!
確かに上巻はこれといった動きがないのでつまらないかもしれない。
でもここはちゃんと読んでおくべき。
ものすごく伏線がいっぱい張ってある。布石がごろごろしてる。
それが後半で明らかにされていく爽快感。そして愛。
涙が出ることはなかったけど、なんていうか気持ちが優しくなれる。
上巻では環のこと全然好きになれなかったんだけど、
後半はとってもかわいく思えた。

辻村作品は初めてなんだけど、もうビンゴ!って感じ。
初めて恩田陸を読んだときと同じ。ハマりそうな予感。
もう一作品読めば予感が確信に変わるかな。
| た行(辻村深月) | 14:48 | comments(0) | trackbacks(0)









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