2008.08.08 Friday
「漢方小説」中島たい子
漢方小説
中島 たい子
漢方のようにじんわりと効くお話。
昔の彼氏が結婚すると聞いたのをきっかけに体調を崩す主人公みのり。
その体の変化であれこれと悩むけど、
最後には「病気を治したい」の一歩先「変化を恐れない自分になりたい」にたどり着く。
そうして体と心のバランスをとり戻す。
漢方医に「はまるでしょ? 東洋医学」と聞かれるみのり。
唐突な言葉にみのりは返事をできないでいたけど、ワタシは思わず返事したよ。
うん、ちょっとハマリそう。
なんだか面白そうだし、効きそう。プチ不調なんてなくなりそうな気がしてくる。
「体は常に変化してます。」
「病気は自分が生み出す変化ですから。自分の一部でもあるわけです。」
漢方医のこのセリフにふむふむと納得。
変化も病気も自分の一部だと思えば、無駄に不安になることも減るだろうなぁ。