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「きのうの世界」恩田陸
きのうの世界
きのうの世界
恩田 陸

「これは私の集大成です」と広告にあったので、
思わず新刊で買ってしまった。(いつもは中古専門なのに)

おもしろかった。恩田陸らしい長編。

いきなり「あなたは」と二人称で始まって、ドキドキ。
私は一体誰なの?と疑問のまま、街を歩かされる。
このまま物語にぐいっと引きこまれて、一気読み、
そしてラストで待っていたのは、虚脱感。
事件の真相は分かったけど、
ラストの吾郎の状態は「これはちょっと、、、?」な感じ。
これには、思わず力が抜けてしまった。

恩田作品には、必ずとても魅力的な人物が登場するんだけど、
今回はいなかったな。
「もしかして常野一族?」と思った吾郎にも魅力は感じなかった。
でも、舞台となる街がとても魅力的。
「水路」「塔」だけでもいい感じなのに、あの仕掛け。
あの発想はすごい。
豪雨のシーンは、頭の中に雨音響かせ想像力フル回転でした。
| あ行(恩田陸) | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0)









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